一年

あれから一年経ちました。
あの日自分は遅番で(まだお昼を食べてなくて)、「そろそろお昼だな、何食べようかな」なんて考えてた時間帯だった。
二時四十六分。確かにその辺は明け方にかなり強い地震が起こったりして、嫌な予感は有った。
しかしあの日、売り場のガラスが粉々に割れ落ちた瞬間を目にしたとき、これは現実なのかと思った。こんなことが現実で、自分に降りかかるのかと呆然と眺めていた。
余震が強かったので、会社の駐車場で一時間待機していたときは、まさかこれからが大変なのだという事さえ解からなかった。
私の自宅は現場から二十キロ程離れていたので即避難はせず、同じ町内で暮らす末妹と、父とで、ストーブの暖と、蝋燭の灯りを頼りに一晩明かした。
指示された避難所が満杯で、近辺の道の駅の駐車場や、コンビニの駐車場で、四晩車中泊した。
次女の妹が非難している場所に即入れれば良かったのだけれど、そこも満杯で、運良く空いてたN市の体育館に二晩ほどお世話になった。地震から五日ほど経ったのに、震度五レベルの地震が頻繁に有って、壁からぶら下がってるランプが落下してくるんじゃないかと心配で、ビクビクしながら寝ていた。
私は元来、寒さには強い方で、賑やかで灯りがガンガン灯ってる場所でも寝られるタイプだったので、そのころ一番辛かったのはお風呂に入れないことだった。
18日次女の非難している町に来れ、運良く温泉地だったので一週間ぶりにお風呂にも入れ、缶ビールを飲んだときやっと人間らしい生活に戻れた~と溜飲を下げたものだった。
朝六時のにラジオ体操に起こされ、体育館内で調理される料理を取りに行き、一メートルもないダンボールの壁に仕切られた一人一畳強のスペースで日中を過ごし、九時半消灯という生活を三ヶ月強続けた。
すべての人と仲良くなれたわけではなかったが、膝を突き合わせて酒を飲み交わせる相手も出来た。
六月からは、被災者に配る物資の梱包や、配送の手伝いもした。
郡山に移って、八ヶ月余り経つ。
自宅のことも会社のこともまたまだどうなるかわからないが、取り敢えず自分にできることをし、ここでの生活を慎ましく、かつ楽しもうと思っている。
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テーマ : 地震
ジャンル : ライフ

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